人間のオペレーター(サクラ)が減り、人工知能がチャットする時代

人間のオペレーター(サクラ)が減り、人工知能がチャットする時代

出会い系サイトといえばすぐにサクラを連想する人が多いと思いますが、全体から判断するとそれは事実ですから仕方ありません。

サクラがいない出会い系もしっかり存在するというのもまた事実ですが、サクラがいる悪質サイトと比較すれば数は少ないです。

サクラの有無についてはリンク先で詳しく解説しています。

サクラのいる出会い系アプリといないアプリ

しかし、サクラがいない出会い系サイトがあるという事実を認識している人たちが増えているせいか、昔ほど悪質出会い系サイト・アプリの運営は儲からないようです。

悪質出会い系が簡単に儲かった時代はとうの昔の終わり、現在は真面目にコツコツ運営していたちゃんと出会える系が儲かる時代になりました。

とはいえずっとサクラを使った悪質出会い系しか運営していないのに、急に真面目な出会える系を運営できる訳も無いです。

かといってサクラを使った出会い系を続けていても

  • サクラ相手に課金した被害者から訴訟されるリスク

  • 警察から捜査・摘発されるリスク

  • 儲けよりサクラのアルバイト等の運営費用の方が大きくなり赤字になるリスク

など、事業として運営するには大きなリスクを背負うことになります。

ですが悪質出会い系の運営会社も狡猾ですので、生き残るためにITの力を使って打開策を考えたりした時、浮かぶのはオペレーター(サクラのこと)の自動化によるコスト削減でしょう。

言語認識とチャットの精度の上昇によってサクラ役のオペレーターが人工知能に代替される

サクラ役のオペレーターの仕事を簡潔にまとめると

  • 男性役・女性役になって異性にメッセージを送る

  • 異性が食いつくようなメッセージを交換する

  • 異性とのメッセージを長く続けて課金させる

このようになります。

すべてサイト・アプリ内でのテキストメッセージ(文字を使ってのメール)のやりとりだけだということがわかります。

メールに対して自分の写真(サクラとしての設定上の写メ)を添付したりすることはあるでしょうが、たくさんある美人写メのストックの中から適当に選んで送るだけです。

なので、基本的には

  • 文字と内容を認識して

  • 質問や質問に対する回答などを入れて会話のキャッチボールを継続させる

というのがサクラの仕事です。

この文字認識と、文字を使った会話に関してはAI(人工知能)を使った「チャットボット」という技術が進化しています。

ものによっては知能と呼ぶほど高度なプログラムで無いことから人工知能ならぬ「人工無脳(じんこうむのう)」と呼ばれることもありますが、ある程度のルールが定まった上での会話(チャット)に関しては日進月歩の勢いで進化しているので、会話の精度も向上しています。

もし仮に出会い系にオペレーターではなく人工知能のチャットボットが導入された際のメリットは

  • オペレーターの人件費が削減できて、人件費を広告宣伝費用にまわせる

  • オペレーターの分のパソコン・携帯電話・オフィススペースが不要になる

  • 処理速度にもよるが、同時にたくさんの会員とのやりとりが可能になる

  • 24時間365日同じペースでチャットできるのでサイトが活性化して課金があがりやすくなる

このように計り知れません。

人工知能はプログラムなので24時間365日何も食べないでも活動可能です。

さらに人工知能の場合データをたくさん与えて解析が進むと精度が向上するという性質があるので、たくさんの会員とチャットをすればするほど本当に人間らしい会話ができるようになります。

もちろん高度な人工知能と元になるデータをさばくサーバーを用意するのはかなりの費用がかかりますが、大規模なサービスになるとサクラを雇うのもかなりの費用がかかるので人工知能の導入を検討する悪質出会い系会社は増えるでしょう。

出会いを求める会員は相手が人ではないと気づかないのか?

もし悪質出会い系サイトが人工知能を導入したとします。

悪質出会い系の目的は会員にサービス内で課金させることが目的ですのでメッセージ交換を続けさせないと運営する側は儲かりません。

なので登録した会員が人工知能とのメッセージのやりとりに対して不信感を抱いたら商売として成立しません。

メッセージ交換時の内容のクオリティについては人工知能技術と事前に処理した言語解析データの量と質によるのでなんとも言えません。

しかし、そっけない内容の文章なら相手が人工知能だと気づかないでメッセージを続ける男性はきっと多いはずです。

人工知能については昨今のブームによってかなりの数の企業が参入し、研究が進んでいます。

2017年は様々な事例が集まっている段階ですが、LINEでのやりとりをサポートする人工知能などもあります。

韓国企業にはLINEやカカオトークでどのように異性とメッセージ交換したら恋愛がうまく行くかを教えてくれる人工知能も開発されています。

そもそも人の会話にしてもうまく成立するかどうか・楽しいかどうかは内容よりテンポ・呼吸だという研究があるくらいですので、文字でのやりとりに関してももうしばらくすれば

  • どのような内容だと男性からの返信率が高いか

  • 受信してからどのくらい後に返信するのが効果的か

  • 何時にメッセージを送れば返信率が高いか

  • 年代・職業を解析して好むようなメッセージの作り方

などのデータが集まり、統計に基づいて人工知能がメッセージを作り、送るようになりそうです。

そうなったら男性側としては素人女性かどうかの判断ができなくなり、対応が難しくなりなります。

まさかメールをくれた女性に対して「あなたは人工知能ですか?」と聞くわけにもいきませんし、その質問でもメッセージに課金されます。

実際にサクラのオペレーターに対して「サクラですか?」と聞いても期待するような返事が返ってくるはずもないので、人工知能ならもっと普通の返信が返ってくるだけでしょう。

人工知能が出会い系や恋活・婚活アプリで悪用される時代の対策

人工知能のチャット機能が本当に進化すればアプリ・サービス内ではあいてがサクラなのか素人なのかどうかの判断はどんどん難しくなります。

そうなったら結局のところ使っている出会い系で過去に出会った人がいるかどうかを体験談・口コミサイトなどで調べるしかありません。

どの体験談サイトが信憑性が高いかなどは自分で判断するしかありませんが、

  • 実際に出会ったかどうか

  • 内容の整合性はとれているか

  • 自作自演などではないか

などを総合的は判断しましょう。

さらに人工知能が進化するとその体験談の記事も自動的に生成するようになり、ネット上には人工知能が作った体験談があふれる・・・なんていうことになる可能性がゼロではありません。

最後は現実世界の友達に出会えるサイトやアプリを聞くなどするしかありませんが、すべては自己責任ですので色々なデータ・情報を集めてから自分の頭で選ぶというのが基本的な姿勢になるのではないでしょうか。

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