出会ったきっかけ「ネット・SNS」は普通?2017年の「当たり前」を統計で調査

出会ったきっかけは時代によって変化する!ネット時代でSNS・マッチングアプリでの出会いが増加中

「30年前は4人に1人はお見合いで結婚していた」

突然親にこんなこと言われたら信じられますか?

スマホで簡単に婚活できる今(2017年目前)とは全然状況が違いますよね。

「70年前は10人に7人はお見合い結婚だよ」

これはどうでしょう?

これが事実なら恋愛して結婚する人の割合は3割しかいなかったということです。

お見合い結婚の割合が信じがたいくらい高い数字になっていますが、この数字は両方とも事実です。

厚生労働省:出生動向基本調査より

今とは状況が違いすぎて想像することすら難しいですね。

ということは70年前は恋活や婚活をしなくても結婚適齢期の男女の大半は結婚できたということです。

何もしなくても両親・家族・ご近所のおせっかい婆さんの紹介により結婚できたのです。

ですが恋愛結婚を良しとする時代の変化によってお見合い結婚の割合は激減します。

2015年に結婚した人のうち、お見合い結婚だった人の割合は「6.5%」です。

全盛期の10分の1以下まで減っています。

なので現在40代50代以上の人が10代20代の恋愛の仕方を理解できないのも当たり前なのです。

今回は「出会ったきっかけ」に注目して、ネットやSNSで出会った人がどれくらいいるのかを調べました。

結論から言うと、若くてネットに慣れている人ほどネットで恋人・妻・夫と知り合っている確率が高くなっています。

2015年に実施された国による出会いのきっかけ調査

厚生労働省が実施する第15回出生動向基本調査の中には、「交際相手・結婚相手との出会いのきっかけ」というアンケートがあります。

実施は2015年です。

アンケートの中には

  • 未婚者が現在の交際相手と出会ったきっかけの構成

  • 調査別にみた、夫妻が出会ったきっかけの構成

という項目があり、恋人と夫婦の出会ったきっかけが調査されています。

補足するとそれぞれの調査対象は

  • 異性の交際相手(婚約者、異性の恋人、異性の友人)がいると回答した 18~34 歳の未婚者

  • 調査時点より過去5年間に結婚した初婚どうしの夫婦

となっています。

肝心の結果ですが、実は出会ったきっかけとして「SNS」や「ネット」は選択すらできなかったようで項目に入っていません。

その代わりなのか、「その他」という項目があり、「その他」だと夫婦は5.0%で恋人だと5.7%となります。

他にも「不詳」という項目があり、こちらは夫婦は2.0%で恋人は7.5%です。

「その他」や「不詳」の数字が年々増えていることからネット・SNSではないかと疑うことはできます。

その可能性はありそうですが、事実はわかりません。

消化不良ですがこれは仕方ありません。

よってここからはネットがきっかけで出会っている人が増えているという事実は読み取れません。

第15回出生動向基本調査

婚活業者等によるアンケートだと10%前後がネットから出会っている

リアルな婚活に携わっている会社は自社サービスの会員に対して定期的にアンケートをとっています。

  • アニヴェルセル株式会社

  • 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ

  • 株式会社オーネット

この3社の調査によるとネット・SNSを通じで出会って恋人になったり結婚した人の割合は

  • アニヴェルセル株式会社:9.7%

  • 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ:9.7%

  • 株式会社オーネット:4%

となっています。

それぞれのアンケートのタイミングや調査対象は下記にまとめました。

●アニヴェルセル株式会社

時期:2014年3月7日~3月11日

調査方法:インターネット調査

調査対象:首都圏・関西の20歳~36歳男女 1,374名

質問内容:彼(彼女)との出会いは何がきっかけでしたか。

「インターネット」と回答した割合:9.7%

http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report09.html

●ブライダル総研(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)

調査時期:2014年9月19日(金)~21日(日)

調査方法:インターネットによるアンケート調査

調査対象:首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、東海(愛知、岐阜、三重)、関西(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)に在住の15歳~49
歳の未婚の(結婚経験がない)男女

調査人数:2100人

質問内容:交際相手との出会いのきっかけ(交際経験がある人)

「SNSで」と回答した割合:5.0%

「SNS以外のインターネット」と回答した割合:4.7%

http://bridal-souken.net/data/ra/renaikan2014_release.pdf

●株式会社オーネット

時期:2016年3月25日~27日

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜49歳で全国在住男女の楽天リサーチモニター

質問内容:配偶者、恋人との出会いの場所は?

「ネット掲示板/SNS(Facebook・LINE・Twitterなど)」と回答した割合:4%

http://wedding.rakuten.co.jp/magazine/article31/

これで少なくともネットで出会って恋人になったり夫婦になる男女の割合が0%でないことがわかります。

でも高くても10%ほどなので果たしてメジャーと言えるのか・・・

確かにネット:リアルで考えると10%は少ないですが、出会う手段のひとつと考えるとどうでしょう。

アニヴェルセル株式会社の調査を見ると、出会ったきっかけランキングは

  • 職場の同僚・知人・後輩:24.1%

  • 友人・知人の紹介:19.6%

  • 学校の同級生・先輩・後輩:16.1%

  • インターネット:9.7%

  • 部活・サークル:7.7%

  • 合コン:7.2%

となっています。

インターネットは堂々の4位で、サークル等の習い事や合コンよりも大きな出会いのきっかけになっています。

合コンで知り合い結婚する夫婦が多いことを考えると、実はネット経由で結婚する人はかなりの割合になっているのです。

インターネットが普及した頃はネットでの出会いは「援助交際」や「出会い系」と呼ばれ、とても人に言えることではありませんでした。

連日ネット経由で起きた男女の犯罪の報道がメディアを賑わせ、イメージで言うと最悪でした。

大人たちにとっては子供達が自分たちによく理解ができない方法で出会っているという事実も不気味だったのでしょう。

ですがその後インターネットの普及率は携帯電話が94.6%でパソコンが78.0%に昇り、当たり前の存在になりました。

インターネットの普及状況から引用

今ではお年寄りも携帯を持っています。

さらには法律の変化によって出会い系は18歳以上しか使えなくなりました。

婚活を含めた男女の出会いを提供するサービスでは18歳以上の年齢確認が実施されます。

これにより未成年は原則出会い系を使えなくなりました。

つまり成人同士が出会う場所としては普通で、健全な場所になりつつあるのです。

既に10%ほどがネットで出会っているので既にメジャーと言えなくもありません。

そしてネットユーザーや若者の動向を見ると今後さらにメジャー化が進む予感もあります。

ネットを使いこなす若者はネットで恋人を探す割合が高い

「Between」と「Couples」というアプリがあります。

どちらもカップル専用SNSと言われ、恋人同士で使うアプリです。

無料通話アプリのLINEのようなメッセージ機能もあり、非常に便利です。

ふたつのアプリの運営会社が自分たちのサービスのユーザーに対してアンケートを取りました。

betweenではSNS・ネットで恋人を見つけた人の割合は16%です。

Couplesでは年齢別にアンケートを取っています。

  • Couples(〜19歳):14.41%

  • Couples(20〜24歳):16.82%

  • Couples(25〜29歳):21.53%

  • Couples(30〜39歳):21.29%

  • Couples(40〜49歳):23.57%

  • Couples(50〜59歳):17.39%

割合はこのように推移しました。

数字は下記サイトから引用しました。

Couplesの数字から分析します。

前提としてCouplesを使えるということはスマホを持ち、アプリをインストールできるということです。

ということは普段からインターネットを生活の中で利用していると推測可能です。

便利だからとCouplesだけを入れているとは考えずらく、他のアプリも利用しているネットユーザーでしょう。

19歳から49歳までは数字が上昇していきます。

これは社会人になったり、周囲が結婚したりして出会いの機会が減ったからネットを利用していると考えられます。

結婚適齢期となる25歳〜39歳だと21%を超えています。

ということは

  • スマホでネットを利用する

  • 25歳〜39歳

という現在では人口の多くを構成する人たちの21%はネット経由で恋人を作っているということです。

21%は婚活業者がとっているアンケートだと2位なりますので、もはや「当たり前」で「普通のこと」です。

SNSが出会いのきっかけになることは「普通」

時代によって普通や常識は変わります。

インターネットを使った恋活や婚活をよくわからないから「怪しい」「胡散臭い」と否定することは簡単です。

しかしネットを使って生涯の伴侶と出会った人がたくさんいるという事実を無視してはいけません。

これだけネットが普及しているのですからネットを使って出会う方法が無いという方がむしろ不自然です。

インターネットを使った出会いには独自のメリットがあります。

ネットのメリットを良いと思っている人はネットを使って出会います。

そうでない人はリアルで探すのでしょう。

もちろんリアルにはリアルな出会いのメリットがあります。

結局はどちらが良い悪いではなく、どちらも普通のことだと思います。

ネットでの出会いはまだ歴史が浅いせいか家族や友達から色々言われるかもしれません。

しかし昔は恋愛結婚ですら珍しい時代がありました。

だからあと10年もすれば恋人をネットで見つけるのが常識になる可能性もあります。

時代の変化に合わせて出会いの形も変わるので、20年後はネットよりさらに便利な出会いの形が生まれているかもしれません。

その頃にはスマホを使って恋活・婚活する人がマイノリティ(少数派)になってるのではないでしょうか。

「マッチングアプリで知り合った」と結婚式や親に言える時代も近い

2017年現在、マッチングアプリをきっかけに出会い、そして結婚するカップルが増えています。

しかし、ネットで知り合うことが後ろめたいのか結婚式や家族・親に堂々と

「出会ったきっかけはマッチングアプリです」

と言えない人が多いようです。

特に結婚式で馴れ初めを正直に言えない気持ちはわかりますが、これは時間が解決してくれます。

かつて

「恋愛結婚です」

と言うことが珍しかったように、時代の変化によって男女が知り合うきっかけは変わります。

合コンや飲み会がきっかけというのも、昔は人に言えなかったのだと思います。

だからマッチングアプリのことを堂々と言える日は近いはずです。

そんな日がくるまでは多少オブラートに包んだ方が良いかもしれません。

ただ、きっかけを堂々と公表できないのはたまたま時代の転換期にいるだけのことですので、それほど気にせず過ごしましょう。

出会ったきっかけが何であれ出会った後の方が大事なのはどんな出会いでも同じことです。

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