美人局の手口・特徴と出会い系アプリ・サイトでの予防方法

出会い系アプリはApp Storeやグーグルプレイから誰でも簡単にダウンロードできてしまいます。

そして、その利便性から本来の目的である男女の出会い以外の物事に利用する人たちがいます。

このページではネットを使った「美人局」の予防方法や実際の対処法を解説します。

美人局は歴とした犯罪行為ですので、被害にあった時は警察に相談しましょう。

そして、いつでも警察に相談できるよう後ろめたい状況で出会い系アプリ等を使わないことが何よりも大事です。

大前提ですが、日本では高校を卒業した18歳以上の男女しか出会い系サイト等の利用は認められていません。

そして、公安・警察から許可を得て運営されている出会い系サイトの利用は法律的には許可されていることなのです。

※しっかり運営されている出会い系は利用規約をしっかり定めているので利用前に必ず確認してください

ネットで美人局の被害に遭わないための予防法と被害にあった時の対処法

美人局は「びじんきょく」ではなくて「つつもたせ」と読みます。

珍しい読み方ですが、語源は博打(ばくち)などでのいかさまするときに使う「筒(つつ)」のことで、「筒もたせ」は賭博での八百長やいんちきを意味しました。

美人局というのは漢字の語源は中国語ですが、元来女性が男を騙すという意味です。

「筒もたせ」という言葉が「美人局」という漢字にあてられて、結果として「美人局(つつもたせ)」と読むようになったとされています。

現代では男性が妻や彼女など身内かそれに近い女性を操り、他の男性を誘惑させて性行為の最中やデートの現場に現れて恐喝・脅迫するという男女がぐるでの詐欺行為全般を指すようになっています。

愉快犯や悪ふざけ的な「釣り」とは異なり、美人局ではちゃんと女性が実在するという違いがあります。

美人局と似たような種類の言葉に「ハニートラップ」があります。

しかし、ハニートラップは政治や企業同士の競争など、私的な立場ではなく公人や法人の幹部を狙い女性が諜報員などとして利用されることなので美人局とは少し意味あいが違います。

ハニートラップの場合はただ騙すだけでなく性的な関係を持ち、その流れで機密情報などを引き出すことが目的です。

対して美人局は一応は個人対個人での話で、男性が目的とするような関係はほとんど持てず、ただ詐欺にあうだけです。

美人局に遭いやすいのは高収入の男性や有名人

美人局は大抵金銭を目的としています。

なので、

  • 収入が高そうな職業の男性(弁護士や会社経営者等)

  • 世間からの知名度が高そうな職業の男性(タレント・有名人等)

などは狙われやすいです。

つまり、高収入で世間からの知名度が高いタレント等はとても狙われやすい、ということです。

これらの職業に就いている方は世間からのイメージや社会的な立場が重要ですので、狙う側にとっては格好の的です。

美人局の手口・方法例

典型とも呼べる美人局の手口・方法の例を流れで説明します。

現代ではきっかけになるのはほとんどがインターネットサイトです。

  • サイト・アプリ・掲示板などで男性が成人女性or未成年女性と体の関係込みで出会う約束をする

  • 約束の場所で成人女性or未成年女性と出会い、ラブホテルなどで体の関係を持つか、行為が行われるであろう場所に行く

  • 途中か行為の後で女性の夫や彼氏と名乗る男性が激怒しながら現れ何かしらの脅迫・恐喝を行う

  • 女性は去り、男性同士のみでの話し合いになる

  • 賠償金・示談金と称してお金を払わせられる

というのが簡単な流れです。

要はとにかく文句を付けて、騙された男性を加害者にして女性とその連れが被害者となる構図に持っていくことが目的です。

最初は普通の出会いが目的のように装ったり、パパ活中の女性を装うのでプロフィール等を見ただけでは美人局目的なのかどうかはわかりません。

脅しは恐喝罪です

上で説明した流れを見るとわかりますが、美人局で誘惑した相手を脅すことは恐喝罪に該当します。

なのでもし被害に遭ったら、もしくは遭いそうな状況に行くなら今後のためできるだけ証拠をしっかり残しておきましょう。

証拠とは

  • 出会う過程でやりとりしたメールの内容

  • 相手の写真

  • (もし恐喝に遭ったら)証拠となる音声の録音

等です。

出会える系サイトやアプリにおける特徴

まず、出会える系と呼ばれる大手サイト・アプリにおいては未成年女性は登録・利用ができませんので女性も18歳以上であることを前提とします。

サイト名を挙げると

  • ワクワクメール

  • ハッピーメール

  • PCMAX(ピーシーマックス)

など、警察・公安に許可を受けて運営しているサイト・アプリでは18歳未満の女性もいませんし、サクラもいません。

年齢確認だけでなく、電話番号認証も実施されるので不正登録は難しいです。

少なくとも1台の携帯電話では1回しか登録できません。

しかし、「業者」と呼ばれる女性たちは本物の女性なので運営会社がいくら監視しても見分けるのが難しいので常に一定数います。

業者は真剣な出会いを求める人にとっては煩わしい存在なので運営会社にとっても邪魔な存在です。

だから運営会社も業者だと判別し次第強制退会するなどして対応してくれますが、本物の女性が会員登録しますので事後対応しかできません。

さらにLINEのID交換をしてしまったら運営会社の監視対象ではなくなりますので、サイト内の悪質な行動を理由に強制退会させるなどもできなくなります。

つまり、登録して利用する男性は自分自身で悪意を持った美人局目的の女性かどうかを見分ける必要があるということです。

美人局を企む女性の特徴をまとめると

  • ものすごく簡単にLINEやカカオトークのID交換ができる

  • 出会うまでの話がどんどん進む

  • 彼氏がいる、夫がいるなどの美人局の前フリとなる設定がある

  • 出会う地域や場所(特定のラブホテル)などを細かく指定してくる

  • 男性からの地域・場所の指定を頑なに拒否する

などの特徴があります。

特に注意したいのは場所の指定です。

男女の出会いで女性が主導権を取る場合は何かの業者など、別の目的を持っていることが多いです。

どんな出会いであれ、危険予防のためできれば自分が地理的に土地勘のある場所を指定して主導権を握りましょう。

自分が主導権を持ってデート内容や出会う場所を選べるのであれば悪意が無い素人女性の可能性が高いのでそこまで用心しないでも大丈夫です。

しかし、ネットで知り合っているとはいっても他人は他人ですので、デート中にお財布をカバンに入れたままトイレにいかないなど、最低限の警戒はしておいてください。

未成年でも使える掲示板サイトや出会い系アプリは危険度が高い

美人局は男性の弱みを握ることによって成立する犯罪です。

なのでもし未成年女性との援助交際・売春目当てで男性が接触してきたら美人局を企んでいる人にとって最高の展開です。

なぜなら未成年買春は誰でも分かるであろう犯罪行為だからです。

未成年と関係を持ちたい男性側も未成年との性行為は犯罪だと理解した上での行動なので、それをネタにして脅しやすくなります。

なので、大前提として未成年と出会うのはやめましょう。

もし美人局の餌である未成年女性に食いついてしまったら言い訳がとても難しくなり、警察に相談することもなかなかできなくなります。

相手が未成年を意味する隠語を使っていたからわからなかった、というのは言い訳になりません。

警察などもネット経由での未成年の性被害に対しては厳しく取り締まっていますので、極めて高いリスクを負うことになります。

ここから具体的な美人局の対策・予防法について解説していきます。

Facebookを使った恋活婚活アプリにも美人局を企む人はいる

出会い系は危ないけど、Facebookを使った恋活アプリや婚活アプリなら安全だと考えている人は意外と多いと思います。

しかし、Facebookを使ってログインしているからといって美人局を企む人がいない訳ではありません。

業者にとっては男性と女性が顔写真を掲載しており、収入・職業などもプロフィールに記載しているので、むしろ美人局をする場所として好都合なアプリです。

運営会社がいくらしっかり監視しているとはいえ、素人を装っているのでこれは仕方ありません。自衛するしか方法は無いのです。

pairs(ペアーズ)・Omiai(オミアイ)・タップル誕生などはかなりちゃんとした企業が運営していますが、だからといって警戒しないのではなく、自分の身は自分で守りましょう。

美人局の全般的な対策方法

まず、一番大事なことは先ほど述べた未成年児童との接触を避けることです。

そもそも自分が犯罪者予備軍になるので警察等の公的機関にも相談に行き辛く、知人や家族に相談することも難しくなります。

未成年絡みの物事は先ほど紹介した警察の認可を受けてすべての会員に対して年齢確認を実施している出会える系を利用することで自動的に避けられます。

細かい部分での見分け方や対策を解説していきます。

最も大事な見分け方 – 出会う場所は自分が指定する

相手の指定する場所にほいほいついていったら相手の思うツボです。

相手のテリトリーに入れば人の配置や作戦など、相手が行動しやすくなってしまいます。

ネットで親しくなり、いざ出会うというタイミングで相手が頑なに場所や地域を指定する場合はプロの風俗嬢であったり、美人局などの可能性が高くなります。

特に風俗街・繁華街の近くや周辺のラブホテルを指定する女性は個人売春目的の風俗嬢が多いです。

もし相手が指定してきても、違う場所を提案しましょう。

いくら誘ってもお願いしても断る場合はやはり不自然ですので、美人局でないかもしれませんが出会わない方が安全です。

自分で場所を指定する場合は

  • 警察署が近くにある

  • 周辺の地理に詳しい

  • 周囲に他の人もいる

この3点を満たす場所を指定してください。

普通の女性は特定の場所に頑なにこだわる人は少ないので、素人女性と業者の見分け方として最も基本的なこととなります。

特に、普通であれば警察署の近くや周囲に他の人もいる場所は女性にとっても安全性の高い場所なので、警察の近くを避ける女性はかなり怪しいです。

いきなりラブホテルなどの密室に行くのではなく、食事などをする

目的が目的だけに出会ってすぐにラブホテルに行きたいかもしれませんが、食事したりしてからの方が安全です。

美人局目的の女性なら

  • 頻繁に誰かと電話やLINEをする

  • お酒をあまり飲まない

  • プライベートなことを教えてくれない

  • 話に不自然な点が多い

このうちどれかに該当するはずです。

そもそも話をしていて不審点があったら食事だけで切り上げた方がいいかもしれません。

ラブホテルにふたりきりになると男性がシャワーを浴びているうちに財布からお金を抜き取るなど、窃盗なども簡単にできてしまいます。

ちなみに、ラブホテルなどの設備が整った場所でなくて相手の車の中での行為では危険度で言えばこれ以上ないくらい危険ですので絶対に避けましょう。

後ろめたかったり弱みがある立場で出会わない

例えば出会う女性が

  • 未成年

  • 彼氏持ち

  • 夫がいる

などの場合、男性は後ろめたい立場になります。

彼氏や夫など、パートナーがいる人に手を出すので普通の人なら多少の罪悪感を感じるでしょう。

相手が未成年女性なら尚更です。

美人局はそういう罪悪感につけこんで恐喝・脅迫する犯罪ですので、まず後ろめたい立場にならないことが大事です。

なので、美人局を避けたいなら特に夫がいる女性と出会うのは避けましょう。

プロフィールでは収入や身分などを明かさない

出会える機能があるサイトやアプリは機能的にはSNSに近いので、プロフィールをかなり細かく設定できます。

収入や職業を書き込むこともできます。

ここで収入を「年収1,000円以上」と設定したり、職業を「会社経営・会社役員」などを設定すると美人局を企んでいる集団に狙われやすくなります。

騙す側にとっては社会的な地位を高い人の方が好都合なのです。

社会的に立場の高い人は

  • 示談などで多額のお金を払える

  • 有名企業に勤務しているので会社にバレたくない

  • 家庭を持っている可能性が高い

  • 今の地位や立場を失うことをとても恐れる

という特徴がありますので、狙いがいがあるのです。

もし本当のお金持ちなら、アピールしてモテたいという気持ちはわかりますが普通の会社員を装って出会いましょう。

特に勤務会社名などを明かすのはとても危険です。

会社員ではなく公務員の場合はもっと危険なので、公務員の方も普通の会社員という設定で出会いましょう。

これらの社会的な情報はもし相手が普通の女性で本気の恋愛に発展しそうになったら明かせばよいことです。

妻や子供がいることもプロフィールに書かないでください。付け込まれます。

連絡先の交換はLINEやカカオトークのIDのみ

もしアプリやサイトで知り合ったとしても、出会いに至るまでの過程で連絡先を交換するはずです。

連絡先を交換するときは電話番号・メールアドレスではなくLINEやカカオトークのIDだけにしておきましょう。

LINEやカカオトークなら何か起きたときにはブロックしたりIDを変更するだけで済みます。

どんな状況であろうと自宅の住所や自宅の電話番号を教えてはいけません。

美人局を完全に防ぐのは難しい

ここまで予防方法を解説してきましたが、美人局は防げない時は防げません。

いくら警戒しても相手は犯罪目的ですし、相手が本気なら巧妙にしかけて目的をしっかり達成するでしょう。

もし絶対に美人局に遭いたくないと考えているなら出会い系など、出会える機能があるものを利用すること自体を止めましょう。

知らない男女が出会う場所は常に美人局の可能性を内包しているので、友達に紹介してもらったりするしか方法はありません。

被害にあったら警察に被害届を提出

美人局においては結局相手の目的は脅迫や恐喝によってお金を手に入れることです。

暴力によってお金を手に入れようとするかもしれませんが、心理的に追い詰めて多額のお金を示談金として支払われる方が効率が良いのです。

なので脅迫・恐喝を受けた段階で状況を整理して警察に被害届を出しましょう。

成人した男女同士で出会おうとして美人局に遭ったのなら警察にも相談しやすくなります。

もし物的証拠になりそうなものがあったら不利にならない範囲で提出しましょう。

  • LINEのやりとり

  • メールのやりとり

などでも証拠が無いよりはましですので、できれば最初から最後のやりとりまで削除せず、すべて保管しておきましょう。

実はお金を払う側ではなく、被害者なので訴訟を起こす側です

美人局による脅迫・恐喝はれっきとした犯罪行為です。

女性云々はおいておいて、脅迫・恐喝される側になったら被害者ということになります。

なので相手に対して被害を与える側ではなく、被害を受けたから訴訟等を起こす側になるということです。

よくよく考えると圧倒的に美人局をする側に不利な条件が重なることがわかるはずです。

脅す側もそのことを理解しています。

なので脅し文句として「警察」や「裁判」を口にしますが、彼ら彼女らは警察に行ったり訴訟を起こしたりすることはできません。

自分たちが加害者だからです。

もし未成年女性に手を出したりしていたら別ですが、大人同士のやりとりなら相手が本物の夫でも無い限り警察に行ったりはしません。

いくら脅されても放置しておけば諦めますし、「じゃあ一緒に警察に行きましょう」と言えば絶対に一緒にこないはずです。

脅迫されてお金を払ってしまったとしても状況を整理して民事訴訟を起こすことができます。

いずれにせよ、自分が悪いことをしていない限り、できる限り証拠を集めて冷静に対応してください。

実際に起きた美人局の方法と使われたアプリ

実際に事件として起きた美人局の内容を簡略化して紹介します。

流れは複数あるので、どんな流れを使って人を騙そうとするのかを確認しておいてください。

美人局のパターンがわかれば被害に遭ったときに美人局だと気付ける確率が上がります。

  • 2016年10月:少年が女性を装い出会い系で知り合った会社員を呼び出し、少年達が「人の女に手を出しやがって」と絡んで暴行

  • 2016年12月:女子高生が出会い系で知り合った会社員を呼び出し、少女の知り合いの男性達がその場で「おれの女に何したんだ」と絡んで暴行

  • 2017年4月:埼玉の18歳の少年少女がぐるになり出会い系アプリで知り合った社会人男性に対して「あの女いくつだと思ってるんだ。分かってんだろうな」などと恐喝。社会人男性が脅迫を受けている時に110番して駆けつけた警察が少年少女を逮捕

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